スペシャルインタビュー
つくば本社 営業本部 賃貸営業部 部長 島田 和典 / 2005年入社
つくば本社 営業本部 賃貸営業部 部長 島田 和典 / 2005年入社
一誠商事の社員は、どのように仕事に向き合い、顧客の信頼を勝ち取っているのか。
様々な経験をしてきた島田さんに、
これまでの仕事を振り返ってもらいました。
島田和典
2005年入社。神立支店、土浦支店をへて、つくば本社へ異動。
現在、つくば本社営業本部 賃貸営業部 部長。
神立支店
賃貸課
土浦支店賃貸課
(主任)
同部署
(係長)
つくば本社
賃貸管理部(係長)
同部署
(課長代理)
つくば本社営業部賃貸課
(課長代理)
同部署
(課長)
同部署
(部長代理)
同部署
(副部長)
つくば本社
営業本部 賃貸営業部
(部長)
営業に必要なのは、まず接客力でしょうか。お客様は人間性や個性、そしてもちろん経済力も異なります。一人ひとりのお考えを丁寧に伺い、その方に合わせたコミュニケーション力が求められます。
私は根っから人付き合いが好きで、その昔、高校入学時の目標は、友だちを500人つくることだったほど(笑)。人と話すことには全く抵抗はなかったのですが、入社3ヶ月目のときに、賃貸物件のオーナーさんから「担当を替わってくれないか」と言われたことがあります。その時はまだ仕事の進め方に迷いがあり、「こんなことを言ったら怒られないか」など、考え込んでしまい、仕事のスピードが落ち、報告や連絡が遅くなっていました。先方にしてみれば、「新人の島田くんは対応が遅い」ということになったのです。上司から担当替えを言われたときはショックで落ち込みました。
しかし、今思えば血気盛んだったのでしょう、「もう一度やりたい、全力でやってもダメなら諦めます」と懇願。上司はオーナーさんとの食事の席を設けてくれ、私が直接「もう一度チャンスをください、仕事をやらせていただきたい」とお願いすると「そこまでやる気があるのなら」と承諾してもらいました。それからは長いお付き合いが続いています。あのときの失敗が、いまの私を育ててくれたといっても過言ではありません。
私がつくば本社の賃貸営業部に異動してまもなく、マンション一棟の入札案件がありました。売主が広く告知して、少しでも高く買ってもらうという民間入札です。数億円はする物件ですが、そこに私のお客様から「そのマンションを買いたい。金額は君に任せるから」と署名と印鑑を押した入札用紙を渡されました。4年ほどお付き合いのあったお客様ですが、そんな大胆なことを任せていただいたことに驚くとともに、「信頼をいただいている」と感じるうれしい瞬間でした。もちろん現実的には、私の一存で入札金額を書けるはずもなく、私の考えもお伝えしながら金額を記入していただき、無事に落とせたときはホッとしました。
私たちはお客様との信頼関係があって、初めて仕事を任せていただけます。以前、私から部下に営業担当が替わるとき、ひとりのお客様に「お前はいいヤツだった。言いにくい話をすぐに伝え、その上で次の展開を話してくれるので、こちらも先が見えるんだ」と言われました。とかく悪い報告は、お客様や会社には言いづらいものです。しかし、商品である土地やアパートは、オーナーさんにとっては大きな損益に関わりますから、悪い状況になれば、私たちは次の手の打ち方を考え提案します。心がけているのは連絡報告のスピードであり、お客様に共感しながら、最善の仕事をすることです。
私たち賃貸営業は、住宅物件と同時に事業系物件を多く手がけています。最近では24時間営業で人気を集めるスポーツクラブの出店を、県内5ヶ所で決めました。事業系物件を扱っていると、市場に出ていくトレンドをいち早く知ることができます。例えばステーキチェーンなどの飲食店の出店依頼であったり、以前も世界ブランドのコーヒーチェーンの出店など、市場の盛り上がりを肌で感じましたね。
全国チェーンを手がけることも多いですが、地元でチェーン展開をする会社の出店のお手伝いは、特に力が入ります。茨城県で人気のある居酒屋チェーンの社長から「あそこの物件が空いたようだから、話をつけてきてほしい!」と連絡をもらうこともありますが、競合他社が多くいるなかで選ばれる存在であるということはやりがいになりますね。市場では何が人気で、どんな店舗が元気なのか、私たちもアンテナを張りながら情報をキャッチして動けることに、ワクワクする楽しさを感じています。
私たちの仕事は街づくりを担っています。新規店舗の出店、アパート・マンション建設を通して、街の雰囲気を変え、人の流れが変えることができます。今後も、お客様の満足に応えられる仕事で、結果を出していきたいと思います。