少額から始める不動産投資！おすすめの投資法4選と少額投資のメリット・デメリットを解説

投資初心者にもおすすめ！少額でできる不動産投資4選

ここでは、少額からできる不動産投資を4つ紹介します。

• REIT
• 不動産投資型クラウドファンディング
• 不動産小口化商品
• ワンルーム投資

まずは、それぞれの概要について見ていきましょう。

REIT（不動産投資信託）

不動産投資会社が販売する金融商品、REIT（リート「Real Estate Investment Trust」の略）です。

REITでは、不動産投資会社が投資家から資金を集め、不動産に投資・運用して得られた賃貸収入や売却益を投資家に分配します。売買は証券会社を通して行われ、投資対象が比較的多く、不動産投資のなかでは主流の投資方法です。

投資にかかる費用は投資対象によって異なりますが、5～70万円ほどの資金で始められます。安定収入につながりやすいうえ、株式と同じように手軽に売買できるのが強みです。

また、実際の運用は不動産投資会社が行うので、不動産投資や運営に関する深い知識を持っていなくても問題ありません。不動産投資初心者の方でも始めやすいでしょう。ただし、投資する物件を選ぶことはできず、実際の運用にかかわることもできません。

REITはアメリカ発祥の投資信託であり、日本の法律に則ったREITはJ-REITと呼ばれます。

不動産投資型クラウドファンディング

不動産投資に特化したクラウドファンディングです。クラウドファンディング業者が投資家から少額ずつ資金を集め、物件を購入・運営し、家賃収入や売却益を投資家に分配します。

投資費用は1口1万円から可能であり、少額投資でありながら利回りの高い商品が多く、億単位の物件へも気軽に投資することができます。また、投資期間は半年～2年程度と比較的短く設定されており、運用の手間を省くことが可能です。

REITと異なり、運用する物件を投資家自身が選べますが、契約期間中は解約できず、運用中に現金化できないというデメリットもあります。

不動産小口化商品

事業者が特定の不動産を小口化して複数の投資家に販売し、賃貸収入や売却益を投資額に応じて出資者に分配する仕組みです。賃貸型・匿名組合型・任意組合型があります。

賃貸型の場合、物件の所有者は投資家であり、事業者に物件を貸し出して運営を委託する形になります。1口100万円程度の商品が主流ですが、近年は賃貸型の商品自体が少ない状況です。

匿名組合型は、事業者が物件を所有し、投資家が出資する形になります。1口1万円～10万円程度で手軽に投資でき、運用期間は数ヵ月～10年以内がほとんどです。また、分配された収益は税制上では雑収入として扱われます。

任意組合型では、事業者と投資家が共同で運営を行います。投資金額はおおよそ1口100万円からで、運用期間は10年～数十年です。長期的な安定収入を得られるうえ、収益は不動産所得とみなされ、相続税対策にもなります。

ワンルーム投資

ワンルーム投資とは、その名のとおりマンションを1室単位で購入し、賃貸物件として運用する投資方法です。マンション一室投資、区分マンション投資ともいいます。

マンションの1室を自分自身で購入することになりますが、不動産投資ローンを組めるため、投資にかかる自己資金は数百万円程度で済みます（実際の費用は物件によって異なります）。そして、ローンを払い終えれば、家賃収入をそのまま不労所得にできるのが大きなメリットといえるでしょう。現金一括購入であれば、初めから家賃収入をすべて不労所得にできます。

少ない手間で安定した収入を得られる一方、空き室になって収入がゼロになったり、修繕が必要になったりなど、リスクもあります。投資を行う際は、立地や設備を入念に調べるほか、信頼できる業者を見つける必要があるでしょう。

ワンルーム投資についてもっと詳しく知りたい方には、以下の記事もおすすめです。

ワンルーム投資が「やめとけ」といわれる理由は？失敗原因や投資成功のポイントを解説

少額不動産投資のメリット・デメリット

手軽に不動産投資を始められる少額不動産投資ですが、メリットもあれば当然デメリットもあります。ここからは少額不動産投資のメリット・デメリットの両方を解説するので、投資を考えている方はどちらもよく理解したうえで慎重に検討してください。

少額不動産投資のメリット

少額不動産投資のメリットとして最初に挙げられるのは、その手軽さでしょう。大きな資金が必要ないので、どなたでも気軽に投資を始められます。また、銀行預金よりも高い利回りを期待でき、運用次第では比較的大きな副収入を得ることも可能です。

多くの場合、物件の管理や運用はプロに任せられ、専門的な知識や手間がかからないのもメリットでしょう。ワンルーム投資でも、その管理は管理会社に任せることができ、空室化のリスクも小さくできます。

さらに、一般的な不動産投資であれば銀行から多額の融資が必要ですが、少額不動産投資であれば大きなローンを抱える必要はありません。ローンを組むことに抵抗がある方や、さまざまな事情でローンを組めない方も、手軽に投資を開始できます。赤字になったとしても、損益通算で節税効果を得られることも覚えておきましょう。

少額不動産投資のデメリット

どのような投資にもいえることですが、少額不動産投資にも元本割れのリスクがあります。また、REITのように証券会社を通して気軽に購入・売却できる商品は、株式市場の影響を受けやすく、相場が大きく変動しやすいのがデメリットです。

とはいえ、少額での投資なので、基本的にはローリスクだといえます。ただし、その分大きなリターンは見込めず、短期でのまとまった収入を求める方には向いていません。

加えて、少額不動産投資は投資先が限られるのも大きなデメリットです。少額で投資できる物件自体が決して多くはなく、利益を生み出しやすい好条件の物件はさらに限られます。投資先を探す際には、リスクと条件について入念な調査が必要になるでしょう。

少額不動産投資を成功させるには？

少額不動産投資を成功させるための、3つのポイントを紹介します。

まず1つ目は、必要最低限の不動産投資に関する知識を身に付けておくことです。専門知識が必要のない、手軽な投資商品もたくさんありますが、さまざまなリスクを避けるために、知識は持っておくに越したことはありません。

自分自身でどの商品を選ぶべきかある程度判断できるよう、投資を考え始めたら不動産投資の勉強をすることをおすすめします。

2つ目は、需要の高い物件は競争率も高いと知っておくことです。前述のとおり、少額不動産投資は投資先が限られています。だからこそ、需要の高い好条件の物件は非常に競争率が高いのです。そのため、自分で物件について入念に調査したり、不動産投資会社の担当なとのプロに相談したり、しっかり情報収集するとよいでしょう。

最後の3つ目は、少額だからといって資金を投資に回しすぎないことです。少額不動産投資に限ったことではありませんが、投資はあくまでも余剰資金の運用で行うのが基本です。

少額不動産投資はローリスクではあるものの、リーマンショックや新型コロナウイルス感染拡大などのように、思わぬ事態で市場が大きく変わる可能性もゼロではありません。生活資金まで投資したり、無理な借金をしたりするのは避けましょう。

まとめ

少額不動産投資は、投資に回せる資金が少ない方や投資初心者の方でも始められる手軽な投資です。紹介した投資方法それぞれの特徴やメリット・デメリットをよく理解したうえで、ご自身に最適な方法を選んでください。

茨城県つくば市に本社を置く、地域密着型不動産会社の一誠商事では、不動産投資に関するご相談を受け付けています。少額不動産投資が気になっている、少額不動産投資を始めたいけれど何から始めれば良いかわからないなど、不動産投資についてお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。