サラリーマンが不動産投資を始めるメリットとは？成功のポイントや始める流れも紹介

サラリーマンが不動産投資をスタートしたほうが良い理由

海外と比べて、日本は超低金利といわれており、預金でお金を増やすことは難しいのが現状です。このような状況下で資産を増やす方法として注目されているのが、不動産投資をはじめとした資産運用です。

不動産投資を通して資産を増やせば、よりゆとりのある生活を実現できるだけでなく、老後資金を確保することにもつながります。

不動産投資は、基本的に投資対象となる不動産を取得するところから始めます。不動産取得には多額の資金が必要であり、多くの場合、不動産投資向けのローンを組むことで、初期費用を確保します。

安定的に収入を得られるサラリーマンは、金融機関からの融資を受けやすく、不動産投資を始めやすい立場にあります。不動産投資は、サラリーマンという経歴も活かせる投資手法だといえるでしょう。

不動産投資の種類

不動産投資は、一棟投資、区分投資、戸建投資の3つに大別されます。

一棟投資

一棟投資は、アパートやマンション一棟を投資対象とする投資手法です。一棟分の土地と建物が必要になるため初期費用は大きくなりますが、区分投資などと比べると利回りが高く、運用の自由度も高いのが特徴です。

区分投資

区分投資は、アパートやマンションの一室を投資対象とする投資手法です。一棟投資よりも初期費用を抑えられ、物件の選択肢が豊富というメリットがある一方、運用する居室が一つしかないため、入居者がいないと賃料収入がゼロになるリスクがあります。

戸建投資

戸建投資は、戸建物件を投資対象とする投資手法です。管理の自由度が高く、リノベーションもしやすいのが戸建投資のメリットですが、物件あたりの収益は一棟投資などと比べると小さく、投資規模の拡大には時間がかかります。

不動産投資の種類については下記記事でも詳しく解説しているので、併せてご覧ください。

不動産投資の最初の一棟はどれが良い？物件の特徴や選ぶときのポイントを紹介

サラリーマンが不動産投資を始めるメリット4選

サラリーマンが不動産投資を始めるメリットには、以下の4つが挙げられます。それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

• 安定して収入を得られる
• 少ない手間で運用できる
• 生命保険代わりになる
• インフレーション対策になる

安定して収入を得られる

不動産投資では、自身が投資した不動産に入居者がいれば、長期的に安定して家賃収入を得られます。安定収入を得られるのは、不動産投資の大きなメリットだといえるでしょう。

また、投資開始時にローンを利用している場合、家賃収入をローン返済に充てることもできます。ローン完済後は、家賃収入を貯めて老後資金にしたり、生活費にしたり、さらなる投資の原資にしたりと、さまざまな用途に活用できます。

子どもの教育費などが必要となるミドル世代は、不動産投資で毎月の安定した収入があれば、生活面での余裕がより生まれるでしょう。

少ない手間で運用できる

不動産の管理や運営は、管理会社へ委託することが可能です。忙しいサラリーマンにとって、物件の運用を外部へ委託し、普段は本業に集中して生活を送れるのは大きなメリットだといえます。

物件の入退去や、修繕の判断・指示など、部分的にかかわるだけで運用できるため、投資物件が決まってしまえば、比較的少ない手間で投資を続けられます。

また、物件の管理・運用を管理会社へ委託した場合、副業が禁止されている会社であっても、不動産投資は副業とはみなされず、問題とされないケースもあります。

生命保険代わりになる

不動産投資で融資を受ける際は、団体信用生命保険への加入が義務付けられるのが一般的です。

団体信用生命保険へ加入していると、万が一、被保険者が亡くなった場合など、特定の条件を満たせば、その時点での残債を保険会社が支払います。そのため、仮に被保険者が死亡しても、遺族には無借金の不動産が残ることになるため、不動産投資は生命保険代わりにもなるのです。

インフレーション対策になる

インフレーションになると、物やサービスの値段が上がり、相対的にお金の価値が下がります。しかし、インフレーションで現金資産の価値は下がる状況でも、実物資産である土地や建物などは影響をそれほど受けません。

物価が上昇した際は、その水準に合わせて家賃も連動させられるため、インフレーションへの影響を抑えられるという点も、不動産投資のメリットだといえます。

不動産投資に向いているサラリーマンの特徴とは

不動産に向いているとされるサラリーマンの特徴には、以下が挙げられます。

• 不動産投資の基礎知識や、税金の知識などを進んで学べる人
• 長期間にわたって運用する投資スタイルであるとわかっている人
• 自ら進んでコミュニケーションを取って不明点を解消できる人
• ある程度の決断力・行動力がある人

不動産投資では、基本的に不動産取得のための初期費用が必要であり、初期費用は高額になるケースも多くなります。不動産投資のメリットだけに注目して不動産投資についてよく調べず、多額の資金を投じてしまうと、思うような投資成果を得られず投資が失敗に終わってしまうかもしれません。

自身で不動産投資に関する情報を収集し、長期的な視点で市況を見極め、投資のリスクへしっかりと備えられる人が、不動産投資に向いているといえるでしょう。

サラリーマンが不動産投資を成功させるためのポイント

サラリーマンが不動産投資を成功させるために、気を付けたいポイントを2つ解説します。

キャッシュフローを把握する

不動産投資成功のためには、投資前に資金計画を立て、キャッシュフローを把握しておくことが大切です。キャッシュフローは、家賃収入からローンの返済額や経費などの支出を引いて、手元に残るお金のことを指します。

キャッシュフローを把握せずに投資してしまうと、運用途中で資金が不足するといった事態に陥りかねません。

気になる物件がある場合は、賃貸借条件を一覧表にした「レントロール」を入手して、年間収支の動向をチェックしておくとよいでしょう。

また、不動産投資における経費には、管理費や修繕費、インターネット代などが含まれます。経費で落とせるもの・落とせないものについては下記記事で詳しく解説しているので、併せてご確認ください。

アパート経営の経費で落とせるもの・落とせないものを詳しく解説！判断基準も参考に

少額投資からスタートさせる

不動産投資は、初期費用が高額になりやすいという特徴があります。高額な初期投資を確保できない、投資のノウハウがないため投資に不安がある、などの理由から、なかなか投資に踏み切れない方もいるでしょう。

しかし、不動産投資のなかには、少額から始められるものもあります。

少額から始められる不動産投資の例としては、中古マンションの投資や、区分マンションの投資などです。少額投資の場合、リターンは少ないものの、その分リスクも抑えやすくなります。

少額投資で経験を積んで、投資や運用のノウハウが得られたら、徐々に投資の規模を大きくするなど、状況に応じて投資方法を変化させていくとよいでしょう。

サラリーマンが不動産投資を始める際の流れ

不動産投資を始める際の、おおまかな流れは以下のとおりです。やみくもに投資を始めず、一つひとつ手順を踏んで、慎重に投資を進めていきましょう。

1. 不動産投資の目的・目標を決める
2. 将来性も考慮しつつ、良好な物件を探す
3. 融資を申し込む
4. 売主と売買契約を結ぶ
5. 不動産の運用をスタートさせる

物件を用意できれば、入居者募集から入居管理、退去など一連の手続きを管理会社へ委託し、運用の手間を大きく省けます。運用の手間を減らせれば、本業があるサラリーマンでも、スムーズな不動産投資を実現しやすくなるでしょう。

まとめ

不動産投資は、サラリーマンという本業を活かせる投資手法です。初期に必要な資金は融資で賄えますし、運用は委託できるため手間もかかりません。不動産投資のメリットやリスクを理解したうえで、綿密な資金計画を立て、安定収入を得られるよう工夫しましょう。

地域密着型の不動産会社である一誠商事では、不動産投資に関するご相談を受け付けています。

不動産投資を始めたいけど何から始めれば良いかわからない、高収益な物件を運用したい、不動産投資の収支を改善させたい、など、不動産投資に関することならどのようなことでもお気軽にご相談ください。