賢く家を買うためのライフプランニング。人生の設計図はできていますか？

ライフプランニングとは？ライフプランニングはなぜ必要？

ライフプランニングとは、人生の設計図、つまりライフプランを作成する作業のことです。

人生では就職や結婚、子どもの誕生、マイホーム購入などさまざまなライフイベントが訪れます。

子どもをどんな学校に通わせようか、何歳までにマイホームを購入しようかなど、具体的なプランは人それぞれですが、ライフイベントが訪れるタイミングでは、まとまった“お金”が必要になるのが一般的です。

そのため、いつまでに何をしたらいいのか、必要なお金はいくらか、どのようにして用意すればいいのかなど、具体的な設計図を描いておかなければなりません。

思い描いている“未来”を実現させるため、これから紹介する内容を参考にして、自身のライフプランニングをしてみましょう。

ライフイベント表を作成しよう

ライフプランニングで最初に取り組みたいのが、ライフイベント表の作成です。

自分の未来像と重ね合わせながら、人生の節目ともいえるライフイベントがどのタイミングで訪れるのか、年齢順に一覧にしてみましょう。

ライフイベントの一例

想定される年齢	主なライフイベント
20代～	就職
20代～30代	結婚
20代～30代	子どもの誕生
30代～40代	マイホームの購入
30代～40代	子どもの小学校・中学校入学
40代～50代	子どもの高校・大学進学
50代～	子どもの独立
60代～	定年退職

上記のライフイベントはあくまでも参考です。訪れるライフイベントや想定される年齢はそれぞれの人生設計によって違うため、具体的にイメージしながらまとめていきましょう。

ライフイベントに合わせてマネ－プランを立ててみよう

ライフイベント表を作成する際、合わせてシミュレーションしておきたいのが、ライフイベントに必要なお金のプランです。

ライフイベントが訪れると、まとまったお金が必要になるのが一般的。

計画的に準備しておくためにも、シミュレーションの際には細かく計算しましょう。

ライフイベント表の一例

例）夫30歳、妻28歳、子ども3歳1人の場合

【参照先】
文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」
株式会社日本政策金融公庫「教育費に関する調査結果」

※幼稚園から高等学校の費用はすべて公立を想定。数値は文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」の千円以下を四捨五入したもの。
※大学の費用は国公立大学に進学した場合を想定。数値は株式会社日本政策金融公庫「教育費に関する調査結果」の在学費用の平均値で、千円以下を四捨五入。

上記のシミュレーションでは、幼稚園から高等学校まですべて公立を選んだ場合を想定しましたが、私立を選択すると幼稚園で31万円（年額・千円以下を四捨五入・以下同じ）、小学校で167万円、中学校で144万円、高等学校で105万円が必要になります。

大学も国公立大学へ進学した場合を想定しましたが、私立文系だと152万円、私立理系だと183万円になります。

金額は平均値なので単純比較はできませんが、進学先によってかなり差があることがわかります。

シミュレーションの際には、具体的な進学先もイメージしておくことがポイントになります。

また、ライフイベント表にある「年間貯蓄額」は、収入から支出を差し引いた中から、将来に備えて貯蓄に回せる金額です。

夫の収入は年齢に応じて上昇していくのが一般的ですが、家計が厳しい場合は妻がパートで働くなど、家計収入を増やす工夫も必要になります。

「子どもの教育資金」「マイホームの購入資金」「老後の生活資金」は人生の三大資金と呼ばれ、計画的に準備することが求められます。

作成したライフイベント表をもとにマネープランを立て、必要な資金が目標とする年齢までに準備できるのか確認しましょう。

■まとめ

ライフプランニングは、ライフイベント表を作成して終わりではありません。

計画通りに実行するのはもちろんのこと、定期的な見直しが必要です。

特に子どもの進学など、大きなライフイベントが訪れた場合には、「計画通りに貯蓄ができているのか」「想定を上回る出費がないか」など細部をチェックして、必要に応じて修正していくことが大切です。

その先に訪れる人生最大のライフイベント「マイホームの購入」に向けて、資金計画を練り直すことも視野に入れておきましょう。

また、ライフプランニングでは専門的な知識が必要になることがあり、目標の達成に向けて専門家のアドバイスが欠かせないこともあります。

一誠商事ではお客様向けに、ファイナンシャルプランナーによるサービス「ライフプランニング無料相談」をご用意しております。この機会にぜひご活用ください。

※一誠商事にて不動産仲介を前提とした方が対象です。