モデルハウスをそのまま買う!購入するメリット・デメリットや後悔しないための注意点

モデルハウスをそのまま買う!購入するメリット・デメリットや後悔しないための注意点

モデルハウスは新築一戸建てに比べると、安く購入できることが魅力です。これからマイホームを手に入れるにあたり、モデルハウスを買う具体的な方法について知りたい方も多いのではないでしょうか。

今回は、モデルハウスを購入する際のケースを2つ紹介したうえで、購入するメリット・デメリット、後悔しないための注意点を解説します。リーズナブルな価格で理想の我が家を手に入れたいという方は、ぜひご覧ください。

モデルハウスを購入できる2つのケース

モデルハウスとは、住宅の設計・施工・販売を担うハウスメーカーなどが、住宅購入の希望者へアピールするために建てた「展示用の住宅」を指します。設備や家電、家具なども実際に配置されているため、パンフレット・図面ではイメージしづらい住居の広さや、雰囲気を体感できることが魅力です。

一般の方が、実際にモデルハウスを買うことは可能です。以下では、購入する際の2つのパターンを確認しましょう。

1.住宅展示場にあったモデルハウスを買う

住宅展示場には、1つの区画に一戸建て住宅が複数展示されています。ここに建つモデルハウスは、新しいデザインや設備であることが重視されているため、一定期間が過ぎると新しい住宅に建て替えられることが特徴です。

その際、解体された住宅が別の場所に移設されて、リユースハウスとして販売されるケースがあります。このリユースハウスを選べば、住宅展示場にあった物件を買うことが可能です。

2.分譲地のモデルハウスを買う

分譲地とは、広い土地を不動産会社が購入し、区画整理やインフラ整備をしたうえで販売する土地のことです。分譲地の一角に建てられていた公開用のモデルハウスが、そのまま販売されるケースもあります。
モデルハウスは、幅広いニーズに応えられるように、生活動線や家事動線を考慮した設備、間取りに整備されていることが一般的なので、暮らしをイメージしやすいでしょう。

なお、ハウスメーカーによっては、宿泊体験などを実施しているので、気になる方は申し込みを検討してみるとよいでしょう。

モデルハウスを買うメリット

モデルハウスを買うメリット

次に、モデルハウスを買うメリットを4つ紹介します。

リーズナブルな価格で購入しやすい

見学用の住宅として建てられたモデルハウスには、多くの見学者が訪れていることから、新築一戸建てよりもリーズナブルな価格で購入できる傾向です。

公開期間の終了後、ハウスメーカー側が早めに販売したいと考えている場合などであれば、値引き交渉によってさらに購入価格を抑えられることもあります。

内装・間取りを見てから購入できる

住宅の内装や間取りを見たうえで、購入するかを判断できることもメリットです。自身や家族のライフスタイルに合った住宅であるかを確認できるため、実際に生活する時のイメージをつかみやすくなるでしょう。

新築住宅を建てる際は、完成前に売買契約を結ぶことが一般的であり、あとでイメージと異なったという不満を抱くケースもあります。

設備・家具が付属するケースがある

モデルハウスを買う際、部屋のなかに配置されている良質な設備や家具、家電などをそのまま譲り受けられるケースがあります。住宅のイメージに合うように、基本的に設備や家具はプロが選定しているため、統一感のある空間で暮らせるでしょう。

物件の引き渡しが早い

分譲地に建てられているモデルハウスを買う場合、売買契約を結び次第、速やかに物件を引き渡してもらえる可能性が高いでしょう。
注文住宅を購入する時のように、住宅会社との打ち合わせや、基礎工事・建築の期間を挟む必要がありません。

モデルハウスを買うデメリット

モデルハウスを買うことには、以下のようなデメリットもあります。

内装・設備に傷や汚れが付いている可能性がある

モデルハウスを展示する期間は、一般に住宅展示場で3~5年、分譲地で1年ほどとされています。その期間中、さまざまな見学者が訪れているため、内装や設備、家具などに傷・汚れが付いている可能性もあるので留意が必要です。

購入する前に、どの程度の傷や劣化が生じているかを確認することが大切です。特に、分譲地に建つモデルハウスを購入する場合は、移設などの工程を経ずにそのまま住むため、事前にしっかりとチェックしておくとよいでしょう。

既存住宅売買瑕疵保険の対象になる

既存住宅売買瑕疵保険とは、住宅の検査と保証に関する保険のことです。建設工事完了から1年を経過した住宅は、未入居であっても中古物件の扱いとなります。
中古物件の扱いとなるモデルハウスの場合、新築住宅を対象とする住宅瑕疵担保責任保険には加入できません。そこで、不動産会社や検査事業者がこの既存受託売買瑕疵保険に任意で加入することが特徴です。ただ、保証期間は住宅の引き渡し日から1年または5年で、新築で加入する瑕疵保険の10年の保証期間よりも短くなります。

モデルハウスを購入して後悔しないために!知っておきたい注意点

モデルハウスを購入して後悔しないために!知っておきたい注意点

ここからは、モデルハウスを購入して後悔することがないよう、事前に知っておきたい注意点を解説します。

移設する場合は土地が必要になる

リユースハウスとして販売されている中古住宅を購入するのではなく、住宅展示場にあるモデルハウスを解体して移設したいという場合は、建て替えるための土地が必要です。

通常、モデルハウスの間取りは広めに取られているため、建物の面積に見合った広さの土地を用意しなければなりません。ただし、間取りなどのプラン変更を相談できるケースもあるので、必要に応じて相談してみましょう。

改修費も含めた綿密な資金計画を立てる

モデルハウスの販売戸数は限られ、人気が高い時は抽選になることもあります。とはいえ、焦って購入してしまうと、住宅ローンの返済が将来的に家計を圧迫するおそれもあるので注意が必要です。

まずは、綿密な資金計画を立てて、無理なく住宅ローンを返済できるかをシミュレーションするのがおすすめです。プラン変更や部分的な改修が可能な場合もありますが、改修費がかかることに注意しましょう。

なお、住宅ローン減税の制度の内容は、2024年から一部変更されています。改正内容や活用時の注意点を知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

2024年の住宅ローン減税で何が変わる?活用時の注意点や手続き方法も解説

周辺環境を確認しておく

どの方法で購入するかを問わず、住宅の周辺環境を確認しておくことが重要です。住みやすさをチェックする際は、以下のポイントで住みやすいかチェックしましょう。

  • 公共交通機関を利用しやすいか
  • 商業施設・病院・銀行などが近いか
  • 子育てをしやすい環境か

まずは、公共交通機関の最寄り駅などが、利用しやすい距離にあるかということを確認しておきます。例えば、電車で通勤通学する家族がいる場合は、特急・快速が駅に停車するのか、都合の良い時間に電車に乗れるのかということをチェックしましょう。

また、生活の利便性を高めるために、商業施設や病院、銀行といった施設が生活圏内にあるのかということも確認しておきたいところです。お子様がいる世帯の場合は、公園や児童館などの施設が近くにあり、子育てをしやすい環境にあるのかということも、チェックしておくことが大切です。

まとめ

モデルハウスを買うメリットとして、リーズナブルな価格で購入しやすいことや、内装・間取りを見てから購入できることが挙げられます。ただし、購入してから後悔しないように、改修費も含めた綿密な資金計画を立てたり、周辺環境を確認したりしておくことが重要です。

マイホームの購入を検討している方は、茨城県南・県央~東京エリアで13店舗を展開している一誠商事にぜひご相談ください。1972年に創業し、地域密着の不動産会社として50年以上の実績を築く当社なら、周辺環境などを踏まえたうえで、ご希望に沿ったモデルハウスや一戸建て住宅のご案内が可能です。

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記事の監修者:一誠商事編集部

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