※2020年8月現在
ねえねえ。私のお友達のお兄さん夫婦が、コロナ禍で夫婦二人とも会社がテレワーク中心になったんだって。「家選びの条件が変わるなあ」ってお兄さんは言ってるよ。どんなことに注意すればいいのかな。
コロナショックは、社会の価値観や生活スタイルを一新させてしまったのう。 じゃが、テレワークは時間を有効に使えるなど、評判もよいようじゃ。自宅が仕事場の中心になるんじゃから、これまでとは全く異なる住まい選びをしたいぞ。
そうだよね。まずは広い家?
そうじゃな。夫婦ともにテレワークとなるなら、お互いの仕事スペースが必要になる。ある程度の広さがある家がよいぞ。広い家は、駅から離れるほど多いのが一般的じゃ。そうなると、もし、駅からの距離を条件に挙げていたなら、立地から見直したほうがよさそうじゃ。
そうだね、立地はそれほど重視されなくなるね。
これは、通勤時間を条件にしなくてもよくなることでもある。たとえば、東京都内に通勤している人でも、テレワークがあれば茨城県に住むことができる。都内に出勤する日があっても、週に数日であれば、通勤はあまり苦痛にはならんかもしれん。
茨城だと、都内よりぐんと家が広いよね。
そうじゃ。これからは、勤務先のことを考えて家を買うということは少なくなるかもしれん。そして、駅近の住まいから、郊外の住まいに目を向けることで、低価格のものが買えたり、より広い家が買えたりする。あるいは価格帯が同じ場合でも、設備が優れているものが手に入るといったメリットがある。
じゃあ、仕事スペースはどこにする?
まず、それぞれの生活空間と広めのリビング、プラス一部屋、あるいは将来的に一部屋、増やせるくらいの延床面積がある住まいを探すのがよさそうじゃ。
たとえば、リビングでは、一角を家具などで仕切ったり、壁側にカウンターのように高さを調節できるテーブル用の板を置いたりする方法があるぞ。まだ子どもが小さいなら、2階の子ども部屋にする予定の一部屋をオフィスにしてもいいじゃろ。
うわ、いいね!
あとは、好みになるが、マンションより戸建てが仕事をする場所としては向きそうじゃ。マンションは1フロアで家族の気配がわかるのがメリットじゃが、集中したいときには周囲が気になるかもしれん。
2階と1階にそれぞれ夫婦の仕事スペースをつくると、静かな環境で仕事をしたいほうが2階を使う、子どもの様子を見ながら仕事ができる方が1階を使う、ということもできそうじゃ。また、駐車場代が不要なことも多いぞ。通勤時に車を使えば、新型コロナウイルスへの感染リスクも減らせる。
そっかー。
あと、意外なところで気にしたいのが眺望じゃ。窓の外に緑があるなど少しリラックスできる風景があると、気分転換になる。その後の仕事にも集中しやすいじゃろ。
気に入った住まいが見つかったら、室内のオフィススペースを決めて、目の前の景色を確認してみよう。同時に、外からの光の入り方や周辺の音が気にならないか、なども考慮したいぞ。
うんうん。緑を見ると、気持ちがすっきりするね。
周辺に緑がなくてもよいぞ。たとえば、戸建てを買って、家族の記念樹を植えて、その緑が育っていくのを見ながら仕事をするのもいいじゃろ。
うわあ、素敵だ!ハカセ、今回もありがとう!
今回のポイント
- その1 住まいの広さを条件に加えよう!
- その2 出社日数次第で立地は郊外でもよい!
- その3 室内のオフィス部分を決めて現地で周囲を確認しよう!
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記事の監修者:一誠商事編集部
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