マンションオーナーになるには?流れや仕事内容、メリット・デメリットを解説

マンションオーナーになるには?流れや仕事内容、メリット・デメリットを解説

収入源を増やすため、マンションオーナーになることを検討している方もいるかもしれません。しかし、マンションオーナーとかかわる機会がないと、「どうしたらなれるのか」「どのような仕事をしているのか」など、具体的な部分をイメージしにくいのではないでしょうか。

この記事では、マンションオーナーになりたい方に向けて、仕事内容や始める流れ、メリット・デメリットなどを幅広く解説します。マンションオーナーが自分に向いているか、考える際の参考にしてください。

そもそもマンションオーナーとは

マンションオーナーとは、マンションを購入して第三者に貸し出し、主に家賃収入で収益を得ている人のことです。言い換えれば、マンションの「大家」を指します。

ここでは、マンションオーナーの種類や仕事内容を詳しく見ていきましょう。

マンションオーナーの種類

マンションオーナーには、大きく分けて以下の2つの種類があります。

  • マンションを一棟丸ごと所有する「一棟マンション」のオーナー
  • マンションを一室単位で所有する「区分マンション」のオーナー

一棟マンションのオーナーは、高い収益性を期待できるほか、物件を比較的自由に管理できるというメリットがあります。

一方で、区分マンションのオーナーになる場合は、少ない資金で経営を始められる点や、買い手が見つかりやすく売却しやすい点がメリットです。区分マンションのオーナーに興味がある方は、以下の記事も併せてご覧ください。

区分マンション投資とは?メリット・デメリットや購入の流れ、成功のコツも紹介

マンションオーナーの仕事内容

マンションオーナーの主要な仕事内容は、以下のとおりです。

  • 入居者の募集
  • 内見や退去の立ち会い
  • 賃貸借契約(更新)手続き
  •  家賃の回収
  • 入居者からの問い合わせ対応
  •  入居者や物件のトラブル対応
  • 物件の清掃・メンテナンス
  •  大規模修繕やリフォームの計画・手配
  • キャッシュフローの改善

ただし、これらの業務は、一部または全部を不動産会社(管理会社)に任せることも可能です。管理会社に業務を委託した場合は、入居者との契約や物件の修繕などにおいて、「最終的な経営判断をすること」がマンションオーナーの仕事になるでしょう。

よって、本業が忙しい会社員の方でも、マンションオーナーになることは可能です。

マンションオーナーになるには?5つのステップ

マンションオーナーになるには?5つのステップ

ここでは、マンションオーナーになる流れを5つのステップに分けて紹介します。

ステップ(1)物件を選定する

まずは、購入するマンションの予算や条件を決めましょう。不動産情報サイトなどを活用し、さまざまな物件を見てみると、理想のマンション像を固めやすいかもしれません。

イメージが固まったら、信頼できる不動産会社に相談します。なお、早い段階で不動産会社に相談し、マンションの予算や条件などを一緒に固めていく方法もおすすめです。

予算や条件に合致するマンションを絞り込んだあとは、実際に現地に足を運んだうえで物件を選定しましょう。

ステップ(2)資金調達をする

マンションオーナーになる際には、多額の初期費用がかかるため、不動産投資ローンを利用するのが一般的です。購入したいマンションが決まったら、金融機関にローンの審査を申し込みます。

ただし、頭金として一定額の自己資金の用意も必要です。頭金が多いと審査に通過しやすくなったり、良い条件で融資してもらいやすくなったりします。

マンション経営にかかる初期費用や不動産投資ローンに関しては、以下の各記事を参考にしてください。

マンション経営の初期費用を一覧でわかりやすく解説

マンション投資における「不動産投資ローン」とは?主な審査項目や審査に通るコツも解説

ステップ(3)売買契約・金銭消費賃借契約を締結する

続いて、売買契約書の内容に基づき物件の契約を締結します。

また、不動産投資ローンの審査が通ったら、金銭消費賃借契約も締結しましょう。この時、先に取り交わした売買契約書が必要となります。

ステップ(4)物件を取得する

各種契約手続きが完了したら、決済のうえ物件の引き渡しが行われます。

マンションの所有権移転登記をすれば、晴れてマンションオーナーになります。所有権移転登記は、司法書士に依頼するケースが多いでしょう。

ステップ(5)管理会社を選定する

先述のとおり、多岐にわたる業務をマンションオーナーが一人で対応するのは、現実的には困難です。そのため、業務の委託先として管理会社を選定します。

信頼できるパートナーがいることで、マンションオーナーの負担は大幅に軽減されます。ただし、管理会社によって対応できる業務範囲が異なる点や、管理委託料が別途発生する点に留意しましょう。

マンションオーナーになるメリット・デメリット

ここでは、マンションオーナーになる場合のメリットとデメリットをあらためて整理します。

メリット

マンションオーナーになれば、入居者がいる限り、長期的に安定した家賃収入を得られます。また、マンションを実物資産として手に入れられる点もメリットです。実物資産は、長い年月が経過しても「物」自体は残るため、価値が失われません。

さらに、第三者に貸し出している不動産は、評価額が軽減されます。現金のまま持っているのと比べて、相続税・贈与税の節税対策として有効です。マンション経営と節税の関係について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

マンション経営は節税につながる?節税の仕組みと効果、注意点をまとめて解説

デメリット

経営するマンションに空室が生じると、それだけ家賃収入は減ってしまいます。また、地震や台風などの自然災害に遭った場合には、多額の修繕費用がかかったり、資産価値が減少したりするおそれがあるでしょう。

このように、さまざまなリスクを抱える点が、マンションオーナーになるデメリットといえます。マンションオーナーを目指す方は、経営で生じるリスクを理解し、あらかじめ対策を練っておくことが大切です。

マンションオーナーになるには知識や信用力も必要

マンションオーナーになるには知識や信用力も必要

マンション経営で成功するには、何よりも物件選びが重要です。立地や周辺環境、物件の特徴などから収益性の高いマンションを見極めるためには、マンション経営に関する知識が必要となります。

マンション経営に必須の資格はありませんが、不動産のプロである宅地耐え物取引士や賃貸住宅の管理の専門家である賃貸不動産経営管理など、マンション経営に関わる資格の取得を通して知識を蓄えておくと、収支計画を立てる際や確定申告の際などにも役立つでしょう。

また、不動産投資ローンを借り入れる際には、返済能力を厳しくチェックされます。雇用形態や年収、勤続年数、過去の信用情報における「信用力」がないと、審査に通りにくくなります。

なお、マンション経営に役立つ資格については、以下の記事で紹介しています。

マンション経営にはどんな資格が役立つ?おすすめ資格6選と必要な知識を解説

まとめ

マンションオーナーになるための諸々の手続きは、まずマンションを選定し、それから資金調達、各種契約、物件の取得といった流れで進めていきます。また、マンションオーナーの業務は多岐にわたるため、管理会社の選定も必要になるケースが多いでしょう。

マンション経営を成功させ、長期的に安定した家賃収入を得続けるためには、専門知識やノウハウが求められます。自身で知識を習得するのに加え、専門家に相談することもポイントです。

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記事の監修者:一誠商事編集部

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