不動産投資のやり方|物件購入・管理運用・確定申告の流れを紹介

不動産投資のやり方|物件購入・管理運用・確定申告の流れを紹介

不動産投資に興味を持ち、具体的なやり方や流れを知りたいと思っている方もいるのではないでしょうか。

今回は、不動産投資のやり方を「物件購入まで」「管理・運用」「確定申告」の3つの段階に分けて解説します。本記事を読み、ぜひ不動産投資のイメージをつかんでください。

なお、不動産投資の概要やメリット、リスクなどについては、以下の記事で解説しています。こちらも併せてご覧ください。

不動産投資とは?初心者向けに種類・メリット・リスクをまとめて解説

不動産投資を始めるなら基礎知識の習得が必須

不動産投資を成功させるためには、不動産投資に関する基礎知識を事前に習得しておく必要があります。

まずは、投資の世界ならではの用語の理解から始めるとよいでしょう。代表例として、以下が挙げられます。

用語 概要
インカムゲインとキャピタルゲイン 不動産投資で得られる利益は、インカムゲインとキャピタルゲインに分けられます。
インカムゲインは、不動産の保有中に得られる家賃収入などの利益です。一方のキャピタルゲインは、不動産の売却時に得られる、購入時との差額の利益を指します。
利回り 利回りは、不動産への投資額に対し、どれくらいの利益が見込めるかを数値化したものです。さらに細かく見ると、表面利回り・想定利回り・実質利回りといった種類があります。

基礎知識を習得するための勉強方法としては、インターネットや書籍を活用するほか、不動産会社が開催するセミナーへ参加する方法もあります。

なお、以下の記事では、不動産の賃貸経営における利回りについて解説しています。併せて参考にしてください。

賃貸経営の利回りとは?種類別の計算方法や、高い利回りを得るコツなども解説

不動産投資のやり方(1)物件購入までの流れ

不動産投資のやり方(1)物件購入までの流れ
ここから、不動産投資のやり方を3つの段階に分けて解説していきます。

まずは、不動産投資の基礎知識を得てから、投資用物件を購入するまでの流れを見てみましょう。

投資の目的や目標を明確にする

最適な投資先を見極めるためには、不動産投資の目的や目標を明確にすることが大切です。

なぜ不動産投資をするのか、どのような結果を出したいのか(毎月の収益額の目標や、最終的な目標収益額を達成するまでの期間など)を具体的に考えておきましょう。

不動産投資の目的や目標が定まれば、投資すべき金額の目安もわかってきます。

不動産会社を選んで物件を探す

続いて、投資用物件を取り扱う不動産会社(不動産投資会社)を選び、相談します。

不動産会社によっては、ただ物件探しを手伝うだけでなく、投資プランのアドバイスや物件購入後のアフターフォローを実施しています。パートナーとなる不動産会社の選び方が、不動産投資の成否に影響を与えるといっても過言ではありません。

不動産投資会社の詳しい選び方については、以下の記事をご覧ください。

不動産投資会社の選び方は?会社選びが重要な理由とともに解説

金融機関のローン審査を受ける

不動産投資では、金融機関から融資を受けて投資用物件を購入するのが一般的です。ローンの審査項目となるのは、年収や勤続年数といった本人の属性や、購入予定物件の収益性などです。

なお、不動産会社が提携金融機関を紹介するケースでは、融資手続きについて不動産会社のサポートを受けられます。

物件の購入手続きをする

自己資金や融資により、投資用物件の購入資金を用意できる目処が立ったら、購入申し込みをします。具体的には、不動産会社経由で、購入申込書を物件の売主に渡すという流れです。

物件の購入手続きの際には、印鑑や本人確認書類などの準備が必要となります。不動産会社の指示にしたがい、漏れなく手続きを進めましょう。

不動産投資のやり方(2)管理・運用の流れ

ここでは、投資用物件の購入後から実際に運用を始めるまでの流れ、あるいは売却までの流れを解説します。

管理会社を選ぶ

投資用物件としてマンションやアパートを購入した場合などには、賃貸管理が必要となります。

オーナーが自主管理することも可能ですが、入居者募集から契約手続き、物件のメンテナンスまでを一人で対応するのは、負担が大きいでしょう。よって、管理会社に賃貸管理を委託するのがおすすめです。

賃貸管理まで行ってくれる不動産会社を物件購入時に選んでいれば、ここで新たに管理会社を選定する手間はかかりません。

なお、賃貸管理を委託する場合は、毎月一定の手数料がかかる点も押さえておきましょう。

運用を開始する

委託先が決まったら、いよいよ運用をスタートさせます。

管理会社に委託する場合でも、すべてを丸投げするのではなく、入居率や賃料収入などの現状把握に努めましょう。改善点があれば、管理会社と相談しながら対策を取っていきます。

必要があれば物件を売却する

不動産投資では、インカムゲインではなくキャピタルゲインを狙うケースもあります。また、何らかの理由で不動産投資を辞めたくなる可能性もあるでしょう。

このような場合は、投資用物件の売却が必要となります。

不動産の売却は、より高く売る・売却益にかかる税金を抑えるなどの観点から、タイミングが重要といえます。詳しくは、以下の記事をご覧ください。

不動産投資をやめたいと思ったら|対処法ややめるタイミング、売却手順を紹介

不動産投資のやり方(3)確定申告の流れ

不動産投資のやり方(3)確定申告の流れ
最後に、不動産投資における確定申告の流れを解説します。

なお、不動産投資で確定申告が必要なケース・確定申告をしたほうが良いケースについて、詳しくは以下の記事を参考にしてください。

アパート経営に確定申告は必要?経費にできる費用や申告の流れ

必要書類を準備する

確定申告書を作成するためには、以下のような関係書類の準備が必要です。

分類 具体例
不動産投資関係の書類
  • 不動産売買契約書
  • 賃貸契約書
  • 家賃の送金明細書
経費関係の書類
  • 税金の納付通知書
  • ローンの返済表
  • 各種領収書・レシート
その他の書類
  • 源泉徴収票
  • 控除証明書
  • 本人確認書類

確定申告書を作成する

必要書類を整えたら、確定申告書のフォーマットに沿って、情報を埋めていきましょう。

なお、不動産投資を副業として行っている方は、本業の会社で源泉徴収手続きをしているでしょう。確定申告書で算出した納税額と比べて、源泉徴収額が大きかった場合は、確定申告手続きにより差額を還付してもらえます。

申請手続きをする

確定申告書の完成後、例年2月16日から3月15日までの受付期間内に、申告手続きを済ませます。

確定申告書の提出方法は、以下の3パターンです。

  • 税務署の窓口へ持参する
  • 郵送する
  • 電子申告(国税電子申告・納税システム:e-Tax)をする

e-Taxを利用する場合は、利用者識別番号や電子証明書の取得といった事前準備が必要です。不動産会社によっては、確定申告の相談にも乗っているため、疑問点は早めに解消しておきましょう。

納付すべき税額が確定したら、納税手続きも忘れずに行ってください。

まとめ

不動産投資は、基礎知識を習得したうえで、目的や目標の明確化、投資用物件の選定・購入、運用、確定申告という流れで進めていきます。また、キャピタルゲインを狙うケースなどでは、適切なタイミングで投資用物件を売却しましょう。

特に、物件選びや管理運営においては、信頼できる不動産会社を選ぶことが重要です。

実績豊富な一誠商事なら、投資用物件の紹介から融資、管理運営まで、不動産投資のサポートをトータルでお任せいただけます。運用中のローンの見直しに関するアドバイスや、確定申告などの手続きのお手伝いも可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

不動産投資に不安がある方も初めての方も
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当社では、総合的な不動産投資コンサルティングを承っております。
不動産の収支改善のご相談やローンの見直しなどはもちろん、
賃貸管理・確定申告などまで幅広くご相談いただけます。

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記事の監修者:一誠商事編集部

一誠商事株式会社が運営する情報サイト編集部。

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