つくば市の土地の価格はどれくらい?公示地価・基準地価と今後の予想

つくば市の土地の価格はどれくらい?公示地価・基準地価と今後の予想

つくば市は「茨城県民の住みたい街ランキング」の上位常連で、人口増加が著しい市です。そんなつくば市への移住を検討している方のなかには、つくば市の土地の価格を知りたいという方もいるでしょう。

本記事では、つくば市の土地の価格について、「公示地価」と「基準地価」の違いを解説したうえで紹介していきます。つくば市の特徴や今後の土地価格の変動予想などについても解説するので、移住を検討している方はぜひ参考にしてください。

つくば市の特徴

つくば市の特徴
土地の価格を知る前に、まずは基礎知識として、茨城県つくば市の特徴を以下の4つの観点から紹介していきます。

  • 位置・面積
  • 人口・世帯数
  • 転入・転出者数
  • 教育環境

つくば市への移住を検討している方や、つくば市の住みやすさが気になっている方は、ぜひ判断材料の一つにしてください。

位置・面積

つくば市は茨城県の南西部、東京から見て北東約50キロメートルに位置する市で、面積は283.72平方キロメートルです。茨城県内では4番目に広く、県内の主要都市である水戸市と東京都荒川区のほぼ中間に位置するため、水戸方面にも、都内方面にも行きやすいのが魅力といえます。

つくばエクスプレスを使うと都心へは約45分、自動車や高速バスであれば常磐道・圏央道で60~80分ほどでアクセスできます。つくば駅周辺であれば、首都圏への通勤・通学も比較的容易であり、隔週出勤のテレワークなどにも向いているでしょう。

人口・世帯数

つくば市の総人口は25万2,481人、世帯数は11万8,164世帯となっています(2022年10月1日時点の常住人口)。また、人口密度は1平方キロメートル当たり889.9人です。

総務省の発表によると、2023年1月1日時点での「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数調査」において、つくば市の人口増加率は2.30%でした。この数値は、市区部(町村部は除く)において全国1位です。

つくば市は、1960年代から研究学園都市として開発が進められてきました。2005年に開通したつくばエクスプレスが住宅地としての人気を後押しし、その後も堅調に人口が増え続けています。

転入・転出者数

つくば市によると、2022年の1日当たりの転入者数は52.8人、転出者数は37.7人となっており、年間の転入者が転出者を上回っています。

つくば市の転入超過数(転入者数から転出者数を差し引いた数)は、2021年と2022年で2年連続全国1位となっています(特別区、政令指定都市を除く)。

理由として、子育て世代がつくばエクスプレス沿線へ転入を続けていることに加え、新型コロナウイルスの蔓延によって控えられていた外国人の転入が再び増加していることが挙げられるでしょう。

教育環境

つくば市は国内最大級の研究・教育機関の集積地帯であり、子育てや先進的な教育に力を入れていることでも知られています。

「教育日本一のまち」をスローガンに掲げ、2012年から小中一貫学校の体制を開始しました。そのほか、電子黒板やプログラミング学習などICT(情報通信技術)教育を導入し、学力向上につなげているのが特徴です。

また、保育園・幼稚園などの数は約170ヵ所(2022年8月時点)、児童館・児童クラブの数は100ヵ所以上(2021年10月時点)、公園は400ヵ所以上(2021年11月時点)あり、市全体で子育てをサポートしています。

さらに、筑波大学や筑波宇宙センター、つくばエキスポセンターなど、市内の至るところに知的好奇心を刺激する施設があり、子育て世代から高い支持を得ています。

つくば市の土地の価格について

続いては、つくば市の土地の価格について、「公示地価」と「基準地価」の概要を踏まえて解説していきます。

土地の価格には「公示地価」と「基準地価」がある

「公示地価」とは、毎年1月1日時点における全国の標準地の地価(土地の価格)を、国土交通省が判定して毎年3月に公表するものです。
一方の「基準地価」とは、毎年7月1日時点における基準地の地価を都道府県が調べ、毎年9月に公表するものです。

いずれも1平方メートル当たりの単価で公表され、公示地価は一般の土地取引や相続税・固定資産税の評価などに活用されます。

また、一部の基準地価は公示地価と同地点に対する評価であるため、1月1日時点の公示地価と7月1日時点の基準地価を比較することで、半年での評価の変動を見ることも可能です。

公示地価も基準地価も土地売買の際の目安にはなりますが、あくまでも指標の一つであり、実際の売買価格とは異なります。参考程度にしておきましょう。

なお、地価情報は国土交通省が運営する「土地総合情報システム」にて閲覧することが可能です

つくば市の公示地価と基準地価

2023年のつくば市の公示地価は平均7万1,790円で、坪単価は平均23万7,323円となっています。
一方、基準地価は平均9万2,202円で、坪単価は平均30万4,799円です。

ちなみに、つくば市内で最も公示地価が高いのは「竹園1丁目6番1」で32万円、最も安いのは「神郡字上町98番1」で9,330円です。

土地の価格は立地によって異なる

土地の価格は立地によって異なる
つくば市に限ったことではありませんが、土地の価格は立地によって変わります。例えば、つくば駅や研究学園駅の周辺は価格が高いものの、駅から離れたエリアは比較的価格が低い、といった具合です。

前述のとおり、2023年のつくば市内の公示価格で最も高かったのは、つくば駅近くの「つくば市竹園1」です。竹園は市内でも教育施設が集まる文教エリアとして高い人気を誇り、住宅地および商業地として需要が高まっています。

つくば市の土地の価格は今後どうなる?

つくば市の近年の地価変動率は、全国的に見て決して大きいわけではありません。ただし、土地の価格の推移を見ると、つくば駅や研究学園駅を中心にわずかに上昇傾向にあるといえるでしょう。

その背景として、新型コロナウイルスの影響が薄れ、つくばエクスプレス沿線エリアをメインに、土地の需要が回復してきたことが挙げられます。

今後、つくば市の土地の価格がどう変動するか確実な予想は難しいものの、つくば市へ研究や移住目的で転入する人が増えていけば、さらに需要は高まるでしょう。

前述のとおり、つくば市の2023年1月1日時点での人口増加率は全国1位であり、このことから今後も土地の価格は下がりにくいと考えられます。

つくば市で不動産を購入するなら早めの検討がおすすめ

つくば市の土地は今後も需要が高まる可能性があり、場合によっては土地の価格が上昇することもあるでしょう。つくば市での土地購入を考えているのであれば、早めの検討がおすすめです。

また、街の雰囲気もエリアによって大きく変わるため、実際に現地を訪れて、利便性や住みやすさなどを踏まえて、土地価格と併せて総合的に判断するといいでしょう。つくば市ではさまざまなイベントを開催しているので、イベントに合わせて来訪するのもおすすめです。イベント情報は、つくば市の公式ホームページから確認できます。

また、実際に土地購入の取引をする際には、地元の情報に精通した地域密着型の不動産会社に相談し、アドバイスを受けるといいでしょう。

つくばエクスプレス沿線の住みやすさなど、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてください。

つくばエクスプレス(TX)沿線の住みやすさとは?移住支援金についても解説!
つくば市へ移住したい!決め手となる魅力や移住に向けてすること

まとめ

茨城県つくば市は、都心へのアクセスの良さや教育環境が充実していることから、子育て世代を中心に高い人気を誇っています。そのため、土地の価格はわずかに上昇傾向にあり、土地購入を検討しているのであれば早めの行動がおすすめです。

つくば市に本社を置く一誠商事は、創業50年を超える地域密着型の不動産会社です。豊富な知識と経験で、お客様の土地購入を全力でサポートいたします。つくば市の土地勘がない方でも、どうぞお気軽にご相談ください。

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記事の監修者:一誠商事編集部

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