年を重ねると体力や筋力が衰えていき、これまでどおりの生活を送ることが難しくなる可能性があります 。子どもの独立により、使っていない部屋をもてあましてしまうこともあるかもしれません 。
そのような老後の生活をより豊かにする方法の一つが、住み替え です。自分の心身の状況やライフスタイルに適した家に住み替えれば、老後も安心して過ごせるようになるでしょう。
今回は、老後に住み替えるメリットやデメリット、住み替える方法を解説します。老後にどのように暮らしていきたいのかを考えながら、この記事を参考に住み替えを検討してみてください。
目次
老後に住み替えるメリット・デメリット
老後に住み替えるメリットの一つは、生活スタイルに合った立地に住めることです。
これまでは子どものことを考えて保育園や幼稚園、学校の近くの住まいを選んだり、職場に近い住まいを選んだりする必要があったでしょう。しかし、子育てを終えて定年退職を迎えた老後では、買い物のしやすさや病院までの通いやすさなどのほうが重要になってきます。そのため、老後の生活に合った立地の良い住まいに住み替えれば、より快適に過ごせるようになるでしょう。
また、現在の家よりもコンパクトな住まいへと住み替えれば、光熱費や税金などの支出を抑えられる可能性があります。収入が減る老後において、住まいにかかるランニングコストを減らすことは、生活の維持に役立つでしょう。
ただし、住み替えには新しい家の購入費や引っ越し費などの諸費用がかかります。新しい家に移る前に仮住まいの確保が必要となる場合や、現在の家のローンと新居のローンの返済が重なる期間が発生することもあるでしょう。
したがって、老後に住み替える時には、現在の資産や今後の生活スタイルを踏まえたうえで、慎重に検討することが大切です。
老後の住み替えで考えられる5つの選択肢
老後における主な住み替えの選択肢は、以下の5つです。それぞれメリットやデメリットがあるため、特徴を比較したうえで自分に合った住み替え方法を検討しましょう。
- 戸建てに住み替える
- マンションに住み替える
- シニア向け住宅に転居する
- 建て替え・リフォームする
- 子ども世帯と同居・近居する
1.戸建てに住み替える
現在の家から新たな戸建てに住み替える方法です。
戸建ての最大のメリットは自由度の高さです。敷地をある程度自由に使えるため、ガーデニングや家庭菜園を楽しめるほか、ペットとも暮らせます。法律や条例の範囲内であればリフォームも自由にできるため、バリアフリー化するのも容易です。また、マンションと比較して隣家との距離が離れており、プライバシーを保ちやすいメリットもあります。
ただし、戸建ての場合、修繕や管理をすべて自分で行わなければなりません。マンションとは違い、修繕費を自分で積み立てる必要もあります。
加えて、戸建ては駅から遠い場所に立地している場合があり、交通や買い物の利便性が低い可能性が否めません。防犯設備が整っているマンションとは異なり、安心して暮らすためには防犯対策も必須です。
2.マンションに住み替える
マンションに住み替える方法です。
マンションの場合、住戸以外の共有スペースは管理会社などが管理するため、戸建てよりもメンテナンスの手間がかかりません。オートロックや防犯カメラなどの防犯設備が整っているマンションを選べば、より安心感をもって住める点もメリットです。また、マンションは駅の近くに立地している場合が多く、公共交通機関を使っての移動や買い物などがしやすくなるメリットもあります。
ただし、マンションに住む時には管理会社に管理を委託するための管理費や、大規模修繕に備えるための修繕積立金を支払わなければなりません。一戸建てと比べて隣人との距離が近く、騒音などのトラブルに悩まされるリスクもあります。
3.シニア向け住宅に転居する
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を借りるか、シニア向けの分譲マンションを購入する方法です。シニア向けの住宅はバリアフリー設計となっているほか、見守りサービスなどのサポートを受けられるため、より安心して暮らせます。同世代の住人が多く住んでおり、新たなコミュニティを構築しやすい点もポイントです。
ただし、住宅によっては介護度が高い人向けのサービスは受けられない可能性があります。入居中に介護度が上がってしまうと退居しなければならなくなる場合もあるため、入居条件やサービス体制を事前にしっかりと確認しておきましょう。また、ペットを飼えないなど、入居中の厳格なルールを定めているところもあります。
また、シニア向け分譲マンションは物件数が少なく、希望条件を満たす住まいを見つけられない可能性がある点に注意が必要です。子どもが相続しても住めずに持て余してしまう、買い手が限られるために売却しにくいなどのデメリットもあるため、将来を踏まえたうえで入居を検討することが大切です。
4.建て替え・リフォームする
現在住んでいる家を、老後の生活がしやすいように建て替えたり、リフォームしたりする方法です。住み慣れた環境で引き続き生活できる点は、大きなメリットといえるでしょう。また、自分たちにとって使い勝手の良い間取りや設備を取り入れられるため、より快適に暮らせるようになります。
ただし、建て替えやリフォームでは立地の悪さは改善できません。立地が老後の生活に合わない場合は引っ越しを検討したほうがよいでしょう。また、建て替えやリフォームには相応の費用がかかります。建て替えはもちろん、間取りの変更をともなう大規模なリフォーム工事中には仮住まいを借りる必要があり、引っ越し費用や家賃なども負担しなければなりません。
老後を見据えて現在の住まいの建て替え・リフォームを検討するのなら、メリットとデメリットを踏まえたうえで慎重に判断することが大切です。
5.子ども世帯と同居・近居する
子ども世帯と同居または近居する方法です。子ども世帯と生活を助け合えるほか、自治体によっては住み替え時に補助金を受けられます。
ただし、同居や近居には、互いの生活に干渉しすぎて疲弊してしまうデメリットがあります。また、同居や近居にともなって現在の住まいの建て替えやリフォーム、新居を購入する場合は、費用がかかる点もデメリットです。
子ども世帯との同居や近居を検討する時には事前に家族間でよく話し合い、どのような形なら互いに快適に過ごせるのかを考えたうえで計画を立てることがポイントです。
老後の住み替えを考えるべきタイミング
老後の住み替えを成功させるには、タイミングを見計らうことも重要です。例えば60代や70代など、仕事や子育てが一通り終わってから住み替えようと思っても、資金面や労力面で挫折してしまうかもしれません。
そこで老後の住み替えは、以下のタイミングで考えるのがおすすめです。
- 定年前の50代
- 現在住んでいる住宅のリフォームや建て替えが必要な時期
- 子どもが独立した時
これらのタイミングで新たな住まいに関する情報を収集したり、老後の生活を見据えたうえで資金計画を立てたりすれば、より安心して住み替えできるようになるでしょう。
老後の住み替えを成功させるポイント
老後の住み替えで注意すべき点を2つ解説します。
資金計画を念入りに立てる
老後は収入が少なくなるため、住み替えに際しては無理のない資金計画を立てることが大切です。
現在の預貯金や受け取れる予定の退職金はどのくらいか、これから生活費や医療費、介護費などでいくらかかるかを踏まえたうえで、住み替えに使える費用を算出しましょう。突発的な支出が発生することに備え、退職金や預貯金は可能な限り残しておくことをおすすめします。
定年退職後も安定した収入が見込めるなら、住み替えに住宅ローンを利用するのも選択肢の一つです。
また、余裕をもったスケジュールで住み替えると、仮住まいを借りる期間を短縮できたり、旧居と新居のダブルローンを回避できたりと、余計な費用がかからずに済みます。費用負担を抑えて住み替えできるよう、少しずつ準備を進めていきましょう。
住み替え先は慎重に選ぶ
住み替え先は、老後の生活を具体的にイメージしながら、生活利便性の高さや管理面、安全性などを考慮して選びましょう。資産価値の高い物件に住み替えれば、相続した子どもが売却しやすくなるなど将来的な相続対策にもつながります。
また、住み替え前には家族に相談して意見を聞くことも大切です。将来的にその家を誰が相続するのかなどを踏まえ、住み替え先を考えましょう。
まとめ
生活スタイルによって住まいへ求める条件は変わります。体力や筋力が衰える老後には、交通の便が良く管理の手間がかからない住宅が便利です。どのような家に住みたいか、どのような生活をしたいかなどを踏まえ、複数の選択肢を比較検討しながら最適な住み替え先を探しましょう。
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記事の監修者:一誠商事編集部
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