50代からの不動産投資！メリットや注意点、おすすめの投資方法

50代で不動産投資を始める4つのメリット

冒頭で述べたとおり、不動産投資は50代からでも始められます。それだけではなく、50代で始めるからこそのメリットもあるのです。ここでは、不動産投資を50代で始める場合のメリットについて解説します。

定年後の生活資金を補える

退職金や公的年金の受給額が減少傾向にあることが問題視されているなか、50代は定年後の生活資金について考慮する必要がある年代といえます。

不動産投資を始めると、定年後も定期的な収入を得られるため、不足している生活資金を補うことが可能です。また、ローンを利用して不動産投資を行う時には、退職金などを上手に活用して繰り上げ返済すれば、利息分の負担が軽減されて収支を改善することもできるでしょう。

資金計画を立てやすい

50代になると、自宅の住宅ローンの残高や退職金の有無・金額といった具体的な収支が把握できるようになるため、不動産投資における今後の資金計画が立てやすくなります。詳細な資金計画を立てると、無理なく購入できる物件の規模や毎月得たい収入の目安なども明確になるため、物件を購入してからの後悔や投資の失敗などのリスクを避けられるでしょう。

加えて、50代は仕事の収入増加や子どもの独立などにより、比較的自己資金を捻出しやすくなる年代です。プライベートでも時間に余裕ができる傾向にあり、不動産投資に関する情報収集に時間をかけられることから、より失敗を防ぎやすくなる点もメリットです。

相続税対策ができる

不動産投資は、相続税の対策につながる場合があります。

例えば、3,000万円を現金で相続した場合は全額が相続税の課税対象です。一方で、不動産で相続した場合は現金よりも課税評価額が低くなることが多い傾向にあります。そのため、結果的に節税につながる効果が期待できるのです。

ただし、相続が発生する直前に不動産を購入すると相続税対策と見なされ、追徴課税の対象になる恐れがあります。50代は不動産の購入が相続税対策と見なされる可能性が比較的低い年代であることから、不動産投資を始めるにはおすすめのタイミングといえます。

生命保険の代わりとして活用できる

ローンを組んで不動産投資を始める際は、「団体信用生命保険（団信）」に加入するケースが一般的です。団信に加入すると、ローン返済中に死亡、もしくは高度障害を負うなどの不測の事態が起きた場合に保険金が下り、残債が完済されます。

そのため、残された家族はローンが残っていない状態の投資用不動産を相続でき、家賃収入や売却益を得られます。家族がいる方にとって、生命保険と同じような効果を得られる団信への加入には大きなメリットがあるといえるでしょう。

50代で不動産投資を始める際の注意点

50代から不動産投資を始める際は、メリットだけでなく注意すべきポイントも把握しておくことが重要です。ここからは、50代の不動産投資における注意点について解説します。

長期間ローンを利用するのは難しい

金融機関によって異なるものの、一般的にローンの完済年齢は「80歳未満」となっている場合が多い傾向です。そのため、50代の方がローンを利用して不動産投資を始める場合、35年や45年などの長期間でローンを組むことはできません。

借入期間が短いと毎月の返済額が大きくなるため、あらかじめ無理のない返済計画を立てておく必要があります。

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健康状態によってはローンや団信の利用が難しい

加齢や生活習慣などの問題から、健康状態に不安を抱える50代の方もいるでしょう。しかし健康状態によっては、前述した団信への加入が難しくなる恐れがあるため注意が必要です。

また、不動産投資用ローンを提供している金融機関のなかには団信への加入を条件としている場合があり、健康状態に問題があるとローンの利用が難しくなる可能性もあります。

投資に失敗すると挽回が難しい

50代の不動産投資では、物件選びに失敗すると挽回するのが難しい可能性があります。30代や40代であれば本業の収入でカバーできる失敗でも、退職が近い50代の場合は本業の収入が途絶えてカバーしきれないケースが出てくることも考慮しなければならないでしょう。

したがって、失敗を避けるためにはハイリスクな物件は避け、堅実な物件選びを行う必要があります。例えば、売却益を狙う不動産投資はリスクが高いため、おすすめはできません。年金以外の収入がない定年後の生活を踏まえ、定期的な家賃収入を得ることを目的に不動産投資を始めるとよいでしょう。

50代で始めるおすすめの不動産投資方法

50代で不動産投資を始める際、自己資金が十分に用意できる場合は自己資金のみ、もしくはローンを一部利用する形で物件を購入することをおすすめします。前述のローンに関する注意点を気にせずに投資を始められるためです。また、ローンを併用する場合でも、自己資金を多く投じることで月々の返済負担を減らせる効果が期待できます。

以下では、ローンを併用しながら物件を購入する場合と現金（自己資金）で一括購入する場合、それぞれの投資方法について詳しく解説します。

1.自己資金とローンを併用して購入する方法

50代前半の方であればローンを利用できる可能性が高いため、自己資金とローンを組み合わせて物件を購入するのは選択肢の一つです。ローンを併用すると、少ない自己資金でも大きな収益を得られる「レバレッジ効果」が期待できるため、より収入を増やしたい方に適した方法といえます。

ただし、前述の注意点のとおり過度なリスクのある投資やローンの借り入れは50代にはおすすめできないため、自己資金とローンの割合は半分程度にするのが妥当なラインです。

2.現金で一括購入する方法

自己資金が十分にある場合や、50代後半などローンが利用できない恐れがある場合は、利回りが10％を超える高利回り物件を現金で一括購入するのがおすすめです。利回りが10％を超える物件は、経費を考慮しても一定の収益が見込めるためです。
加えて築年数が古い物件など、利回りは良くても担保価値がほぼなくてローンを組めない場合も、現金一括であれば購入できるメリットもあります。

失敗しないために！50代の不動産投資のポイント

最後に、50代の不動産投資において重視するとよいポイントについて解説します。

利回りを重視して物件を選定する

50代の不動産投資では、ローンを長期間組むのが難しい点や失敗した時の挽回が難しい点を考慮し、堅実かつ短期間で利益を得られる物件を選ぶことが重要です。そのため、利回りの高さに注目しながら物件を選ぶと失敗を避けやすくなるでしょう。
加えて、情報不足のまま物件を購入すると失敗のリスクが高くなるため、情報収集を念入りにしておくことも大切です。物件を直接見て周辺環境を確認したり、地域の賃貸需要を分析したりなど、集めた情報と利回りの高さを考慮しながら物件を選定しましょう。

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資金計画や運用は家計とのバランスを考慮する

不動産投資を行う際は、無理のない資金計画を立てたうえで運用することが大切です。特に定年退職を迎えたあとは収入が減少するため、不動産投資に資金を投じ過ぎると家計のやりくりが難しくなる可能性があります。

そのため、目的にあった規模感の物件を選ぶことと併せて、定年退職後の収入を踏まえた資金計画を立てるとよいでしょう。加えて、固定費や保険など家計部分での不要な出費の見直しをしておくのもおすすめです。

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不動産会社に相談する

人によって、最適な不動産投資の方法や進め方は異なります。不動産投資をどう進めるべきか不安に感じる場合は、不動産会社への相談も検討してみましょう。

不動産会社に相談すると、不動産投資の具体的な方法から物件の選定、融資、賃貸物件の運営まで幅広いサポートを受けられます。不動産投資を成功させるにはある程度の知識や経験が必要となるため、特に50代で初めて投資を検討している場合は、まずは不動産会社へ相談してみることをおすすめします。

まとめ

50代から不動産投資を始める時には資金計画が立てやすいだけでなく、相続税対策につながる、退職後の生活資金を補填できる、生命保険代わりとしても活用できるなどのメリットを享受できます。一方で、年齢や健康状態によってはローンの利用が難しいケースがある点に注意が必要です。

50代で不動産投資を始める場合は、失敗を防ぐためにもまずは不動産会社へ相談し、投資のプロからのアドバイスを受けることをおすすめします。

現在不動産投資に興味を持っている方は、ぜひ一誠商事にご相談ください。不動産投資に関するさまざまなお悩みを解決するとともに、あなたの投資活動をサポートいたします。

不動産投資に関してお悩みの方やサポートを必要としている方は、ぜひお気軽にご相談ください。