不動産投資には、物件へのニーズ低下による空室リスクと価値下落リスクがあります。
投資収益を上げるための第一歩は、地域のニーズに合致した不動産を運用対象とすることです。そして、そのために重要なのは、物件所在エリアと物件の選択です。
今回は茨城県で不動産投資を考えている方に向けて、この地ならではの不動産投資の特徴やメリットに加えて、おすすめの県内投資エリアについて解説します。
目次
茨城県の不動産投資をとりまく環境
今、茨城県の収益物件は、不動産投資対象として注目されつつあります。不動産投資に関連する茨城県の基本情報から、その根拠を探りましょう。
茨城県の地理的特徴と人口
海と山に囲まれ多くの河川が流れる関東平野に位置する茨城は、自然豊かで、平坦な土地の広さから可住地面積の大きい県です。
都心からのアクセスが良く、テレワークや二拠点居住に向いています。
2023年4月1現在、44市町村から成る茨城県の人口は、約280万人です。県の人口統計を市部・郡部別に見ると、258万人ほどが市部（市に属している地域）に住んでいます。
また、エリア別に見た場合、県南の約101万人を筆頭に、県央（約70万人）、県西（約53万人）が人口の多いエリアとなっています。
茨城県の家賃相場
「平成30年住宅・土地統計調査」によると、茨城県の2018年の平均家賃は1ヵ月45,245円と、全国平均55,675円と比較して低い水準です。
茨城県で最も家賃が高いのは、県南に位置する守谷市の1ヵ月58,232円です。
守谷市はつくばエクスプレスの快速列車で最短32分と、首都圏アクセスの良さが魅力のベッドタウンです。住環境も良いため人気が高く、家賃相場が押し上げられていると考えられます。
一方、同統計の調査対象のなかで最も家賃が低かった自治体は、市部としては人口減少率の高い行方市の1ヵ月33,759円です。
茨城県で不動産投資を始めるメリット
茨城県の不動産をとりまく環境から、ここで不動産投資を始めるメリットが見えてきます。ここでは2つのメリットを紹介します。
高い賃貸ニーズ
茨城県内で東京に最も近い県南端部では東京からの距離が約30kmしかありません。それにもかかわらず、茨城県は神奈川・埼玉・千葉などの関東圏域の他県と比べて家賃相場が低めです。
そのため茨城県では、首都圏への通勤者による賃貸ニーズが高いのが特徴です。
特に2005年に開業したつくばエクスプレスによって沿線の3市（守谷市・つくばみらい市・つくば市）から首都圏への移動が便利になりました。転入の勢いが加速し、沿線では人口が増加傾向にあります。
また、全国の都道府県で19位の11校（2022年現在）と、筑波大学をはじめ県内には大学も多く、社会人だけでなく学生からの賃貸ニーズも旺盛です。
投資熱がそれほど高くない
茨城県における不動産投資熱はそれほど高くなく、その意味でも穴場です。
他県で不動産投資家に人気のエリアでは、条件の良い物件が出るとすぐに売れてしまいますが、ライバルが少ない茨城県では、良い物件でも売れ残っている可能性があります。
また、地価が低めの茨城県では、都心や埼玉県・千葉県などに比べて物件価格が低く、投資の利回りが高くなります。
投資の初期費用を抑えて、条件の良い物件を購入できることが、茨城県で不動産投資を始めるメリットです。
茨城県で不動産投資におすすめのエリア3選
茨城県で不動産投資におすすめのエリアを3つ挙げ、その理由を解説します。
水戸市
県庁所在地である水戸市は茨城県下で最も人口が多い都市で、平均家賃は1ヵ月45,943円です。
教育・子育て環境が整備されている水戸市は、ファミリー層からの人気が高いという特徴があります。
「都内まで通勤圏内」というには多少距離がありますが、特急列車を利用すれば1時間程度でアクセス可能です。しかし、水戸市には企業や施設などが十分あることから、市内を生活圏とする人が多いようです。
市内には文化・芸術施設が充実しており、少し車で出かければ近場の海や山でアウトドア活動も楽しめます。
市では、市立中学校の給食費無償化や「小・中学校新入生応援金」の支給を行う（2023年5月現在）など、子育て世帯の経済負担を軽減する施策にも注力しています。
つくば市
つくば市は、茨城県では水戸市に次いで人口の多い都市で、平均家賃は1ヵ月52,752円です。
国の研究機関が32、民間企業の研究所を含めると160以上の研究・教育機関が集まるなど、国内最大級の知の集積地となっています。
常磐自動車道などを利用した自動車での首都圏への移動時間は約60分～80分です。また、つくば駅を始発とする「つくばエクスプレス」によって秋葉原まで最短45分で結ばれており、首都圏へのアクセスは良好です。
これらの特徴から、つくば市では、大学生などの単身者向けと都心部に通勤する社会人向けの賃貸需要が高くなっています。
市内に9ヵ所ある工業団地でも、それぞれの特性を活かした研究活動や生産活動が行われています。
牛久市
守谷市・つくば市と同じく県南に位置する牛久市は、首都圏のベッドタウンとして整備されてきました。平均家賃は1ヵ月53,421円です。
JR常磐線を利用して乗り換えなしで品川駅・東京駅まで行くことができ、牛久－東京間の所要時間は50分ほどです。
県南の中核都市として発展しており、交通網や上下水道が整備されています。商業施設も豊富で子育て支援も充実しており、ファミリー層からの賃貸需要が見込めます。
茨城県で不動産投資を始める前に知っておくべきこと
まず、茨城県はエリアによって不動産に求められる条件が異なることを知っておきましょう。エリアごとに異なる不動産ニーズを把握し、需要が多く見込める物件を運用することが大切です。
次に、茨城県では駐車場付きが必須条件ともいえることに注意しましょう。
茨城県は、つくばエクスプレスと常磐線の主要駅周辺に住む場合を除いて、自家用車がなければ生活が不便な「車社会」です。
そのことは、千人当たりの自家用乗用車数が694.7台と、群馬県に次いで全国第2位であることからもわかります。
また、不動産投資が盛んでないため、管理が行き届いておらず築年数のわりに老朽化が進んでいる物件が多く見られる点にも注意が必要です。
メンテナンス不足の物件はよく値下げされますが、あとで修繕が必要になる、入居者が見つからないなどの問題が起これば、かえって損になることもあります。投資対象を決める際は、物件の状態をよく確認しましょう。
茨城県で不動産投資を始めるなら「一誠商事」にお任せください
不動産投資の成否は、投資エリアと物件をどう選ぶかにかかっているといっても過言ではありません。
そこで、茨城県で不動産投資を始める方には、県内の不動産事情に精通している会社に相談することをおすすめします。
一誠商事は、茨城県南・県央～東京エリアで12の店舗を展開する、地域密着型の不動産会社です。
一誠商事では、不動産投資を始めてみたい方のご相談に随時お応えしています。「不動産投資とは何だろう」といったことでもお気軽にお問い合わせください。
投資を決めた場合は、投資物件の選定、物件取得のためのご融資、物件の管理運営までトータルでお任せいただけます。
また、収益面や管理面などで改善を図りたいと考えている現不動産オーナーからのご相談にも対応しております。
茨城県での不動産投資は、入居者募集から管理運営までしっかりサポートし、約24,500戸（2023年7月現在）の賃貸管理を任されている一誠商事にお任せください。
まとめ
茨城県は賃貸相場が低めでありながら不動産需要が高まっている地域を有し、不動産投資の穴場ともいわれています。
茨城県で不動産投資を行うにあたっては、エリアごとのニーズを把握したうえで適切な物件を選定することが重要です。
一誠商事は地域密着の不動産会社として、茨城県での不動産投資をトータルでサポートしています。茨城県で不動産投資をお考えの方や、現在の状況に課題があると感じている方は、ぜひご相談ください。
不動産投資に不安がある方も初めての方も
どんなことでもお気軽にご相談ください
当社では、総合的な不動産投資コンサルティングを承っております。
不動産の収支改善のご相談やローンの見直しなどはもちろん、
賃貸管理・確定申告などまで幅広くご相談いただけます。
記事の監修者：一誠商事編集部
一誠商事株式会社が運営する情報サイト編集部。
不動産売買・賃貸経営・土地活用・不動産相続から快適な暮らしや住まいのことまで、不動産に関する幅広いお役立ち情報を発信しています。
創業50年、茨城県南・県央エリアで
地域密着型の不動産会社
一誠商事は、創業50年を迎えた地域密着型の不動産会社です。賃貸・管理・売買・保険・リフォームを取り扱っており、お客様のお悩み事をワンストップで解決いたします。
所有しているアパート・マンションの空室が多くて困っている、空き家の管理を依頼したい、自宅を売却したい、住み替えを検討している等、不動産に関することならなんでもご相談ください。
