住宅ローンのことって難しい。じゃあ、どんなローンを選べばいいの?その2
※2019年3月現在
ねえねえ、住宅ローンの金利は、前回でざっくりわかったよ。じゃあ、全期間固定金利を選べば安心ってことだよね?
まあまあ、そう慌てるな。毎月返済額がローン終了時まで固定化されため、資金計画が立てやすいのが、全期間固定金利のメリットというのは前回教えたな。確かに、一番、安心なローンじゃからワシも薦めたい。
一方で、今の低金利のメリットを最大限享受したいと考える人もおるじゃろ。世帯によっては、金利上昇の手当てをしたうえで、5年や10年「固定期間選択型金利」を選ぶのもアリじゃよ。この期間だけは返済額が確定するからな。
一番金利の低い変動金利でも、金利上昇時の対応を考えているなら短期間だけ借り入れてもよさそうじゃ。たとえば、奥さんも住宅ローンを借り入る計画があるなら、5年で返済が終わる「変動金利」や「固定期間選択型金利」のローンを、ご主人は35年の長期固定を借りるという方法もある。
じゃあ、35年ローンで固定期間選択型や変動金利を選んだとして、もしその後に金利が上がったらどうするの?
そうじゃな。返済終了まで金利が固定していないローンを選ぶときには、金利上昇したときにどうするかを考えておかねばならん。ここで、金利が上昇したときは、固定期間の終了時や、変動金利の金利が見直される5年目に、たとえば、50万円~100万円程度の繰り上げ返済をするんじゃ。そうすれば、金利上昇で増える返済額が繰り上げ返済で相殺されるため、毎月返済額はこれまでと同様になるぞ。
逆にいえば、金利が上昇したときにこういった手当ができる人であれば、固定期間選択型や変動金利を選んでも、不安は少ないといえそうじゃ。金利が何%になったら、いくら繰り上げ返済をすればよいかは、一誠商事に聞いてみてほしい。10万円で済むかもしれんし、逆に100万円いるかもしれん。その世帯によって選ぶローンも家計も違う。収入が多くても、支出も多いかもしれん。二つとして同じ答えはないぞ。
じゃあ、ローンを返済しながら、貯蓄もしないといけないんだね。結構大変だ。
じゃろ。だからな、住宅ローンは、「借りられる金額ではなく返せる金額で」と言われるんじゃ。金融機関は、お金は貸すけれども、その世帯の家計簿まではわからん。借りられる上限を提示するのが通常じゃ。
ただし、それは決して、金融機関が「返せる」と判断した額ではない。もし、その金額通り、めいっぱい借りてしまうと、貯蓄ができなくなるかもしれん。子供が大きくなると教育費もかかるぞ。できるだけ将来を考えて、余裕をもった資金計画を組んで、住宅購入後も貯蓄はしていきたい。家を買ったあとも、ゆったりした暮らしがしたいじゃろ。買ったあと、どこにも行けなくて、食事もきりつめて、いつもカツカツな暮らしになるのは、幸せとはいえんじゃろ。
そうだね、家を買ったからこそ、気持ちにゆとりを持ちたいよね。
そのほかに考えておきたいことはある?
住宅ローンを選ぶ際には、金利だけではなく、手数料やその他にかかる費用を含めた総額で考えたい。たとえば、ローンを借りるには、取扱いの事務手数料や、ローンが返済できなくなったときに一時的に肩代わりしてくれる保証会社に支払う保証料も必要になるぞ。
そうなんだー。
保証料などを含めたら、別の金利が低いローンが総額では高くなった、ということがありそうじゃ。金利だけで選ぶのはやめたい。住宅ローンの種類は本当にたくさんあるので、これも、一誠商事にぜひとも相談してみてほしい。専門家であるファインシャルプランナーや住宅ローンアドバイザーの資格者もいるから、ふさわしいプランを提案できるぞ。
わかった!ハカセ、今回もありがとう!
今回のポイント
- その1 金利上昇時には繰り上げ返済で対応しよう
- その2 ローン返済中も毎月貯蓄をしよう
- その3 金利だけでなく、手数料なども含めてローン選びをしよう
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記事の監修者:一誠商事編集部
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